間違った惚れ方をしたもんだ。

カラスマですよ−。（スルーtheやり）


あなたが欲しい欲しいと願うから、その欲しがってたモノをあなたにあげてみた。

もちろんあなたは、私に買ってくれなんて一回も言ってなかった。
でも、あんまりにも欲しそうで、「ああ、あげたら喜んでくれるかなあ」と思って。
笑ってくれるかなあと思ってね。
あげてみた。

びっくりしてたねえ。
喜んでたねえ。
笑ってたねえ。

あんまり素敵に笑って喜んでびっくりしてたから、あなたの欲しがるモノはすべて与えてあげたくなったよ。

笑顔が見たくってね。
ただ、それだけなんだけどね。
イイ笑顔なんだよ。最高なんだよ。

その笑顔。
その笑顔が見れるなら、なんでもしてあげたいね。
なんでもしてあげたいけど、残念ながらそういう関係でも何でもないからねえ。
そのうちに、貰う理由がないって断るんだろうね。

でも、私は欲しいモノが手に入って喜ぶあなたの笑顔が見たいから、嘘をついてでもあげちゃうんじゃないかね。
懸賞であたったとか、いかにもな理由付けてさ。
本当は買ったくせにさ。
欲しがるモノをあげて、喜ぶ笑顔が見たくて買ったくせにさ。
変な見栄をはるんだろうね。
甲斐性もないのにね。

そんな下心を決して知られることなく、なんとかしてあなたの笑顔が見たいね。

それほどに魅力的なんだよ。素敵なんだよ。
いるだけで十分。
わがままを言うなら、私に向かって笑ってくれたらと。

私に向かって笑ってくれたらと。

それだけを願って、あなたの欲しいモノを手に入れるよ。
間違ってるね。本当に間違ってるよ。

でも、あなたはそれほどまでに魅力的。
そんなあなたに魅せられた私がいるのです。
だから、きっとある意味間違ってないんだよ。

自己満足の世界は居心地が良すぎて、出てこれそうにないです。
悲しいし嬉しいし空しいし楽しい。
自己満足の為に、自己犠牲を払っている。

ただれたなあ。自分。